体毛が黒くない外国人はどうやって脱毛するの?逆に肌が黒い外国人はどうやって脱毛するの?【コラム】

何事においても先進国のアメリカ。もちろん、美容先進国でもあります。また、脱毛の機械は欧米からの輸入が多いので、海外でも脱毛は流行しているのでしょうか。さらに、多民族国家の場合、肌や髪の色も異なるのに、脱毛はできるのでしょうか。

実は、その国によって、脱毛方法は異なることが多いのです。特に色素と大きな関係をもつレーザーや光の脱毛は、白人の方や黒人の方、毛の色素の影響を大きく受けますから、簡単に脱毛できるわけではありません。

今回の記事では、海外の脱毛事情についてお話しします。

レーザー脱毛は、肌が白い人にも黒い人にも向いていない?

日本で使われている脱毛器の多くは、海外からの輸入です。しかし、外国人向けに作られているのではなく、日本人向けに調整・改良されたものを輸入しています。

実は、海外ではレーザー脱毛や光脱毛は、日本ほど流行していないのです。

レーザー脱毛も光脱毛もメラニン色素と反応して脱毛をしています。メラニン色素は、黒い組織ですから、黒い毛にしか効果が無いのです。外国の肌が白く毛が細く、毛の色素も白い方の無駄毛を脱毛しても、しっかりとした効果を得ることは難しいというのが現状です。

次に、肌も毛もしっかりと黒い方の場合、毛に反応することができても、肌の黒い色素に反応してしまうので、火傷の危険性が高まり、非常に危ないということが分かります。

よって、白人の方にも、黒人の方にも、レーザー脱毛や光脱毛は向いていません。

かわりにできることといえば、電気脱毛やワックス脱毛。日本でも除毛クリームやワックスが販売されていますが、中には海外メーカーのものもあります。このことから、海外の女性たちも、ワックス脱毛やクリームでの脱毛を愛用していることが読み取れますね。

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アメリカには米国電気脱毛協会がある!?

他民族の多いアメリカには、電気脱毛協会があります。日本の日本スキン・エステティック協会は、このアメリカの団体と提携して、電気脱毛の認定脱毛士という資格を普及していて、アメリカにある由緒正しい脱毛についての団体です。

電気脱毛は、メラニン色素に反応するものではなく、毛そのものに電流を流して脱毛を行う方法です。よって、肌の色に関係なく脱毛ができますから、様々は肌や毛をもつアメリカでは、普及しやすかったと考えられますよね。

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そして、この米国電気脱毛協会ができたのは、なんと1958年。今から60年も前のことです。アメリカがいかに早く脱毛という概念を持って、美を追求していたのかが分かりますね。

アメリカでは、電気脱毛を施術する場合、電気脱毛士の免許が必要となります。もちろん、電気脱毛士の学校もあり、しっかり勉強しなければ脱毛の施術者にはなれないのです。日本では無免許で脱毛しても問題ありませんが、アメリカでは州の法律で電気脱毛士ではないと脱毛はできないと決められているのが現状です。

日本でも、安全性を高めるために、ぜひ導入してもらいたいですね。

欧米では、VIOの処理は当たり前

費用が安く痛みの少ない光脱毛やレーザー脱毛が流行せず、電気脱毛が主流の欧米ですが、VIOの処理についてはマナーになっています。

日本ではVIOの処理に寛容な男性が多いといわれていますが、欧米の男性と付き合ったときに、アジア人のようにVIOをそのままにしておくとドン引きされたという話もあります。

アメリカの恋愛ドラマを観ていると、時々アンダーヘアの処理についての話題が出てくることがあることからも、VIOの処理が重要であることが分かりますね。

中国や韓国へは日本の脱毛サロンも出店している

日本人と肌質や毛質が似ている中国人や韓国人の場合、もちろんレーザー脱毛も光脱毛も施術を受けても問題なく、日本人と同じような効果を得られます。

日本の大手脱毛サロンの中には、中国や韓国に店舗を持っているお店もあるほどです。

また、美容大国である韓国には、美容外科がたくさんあります。最近では日本のレーザー脱毛の価格が低下していますが、一昔前は破格のお値段で医療脱毛が受けられると、韓国への脱毛ツアーもあったくらいなのです。

まとめ

アジア圏の人のように、白から黄味がかった肌に、真っ黒な毛が生えている人以外には、光やレーザー脱毛はおすすめできません。毛に色素が無いと、効果が得られないことや、肌が黒いと火傷をしてしまうおそれがあるためです。

しかし、白人の方も黒人の方も美意識が高い方は脱毛をしていますし、VIOの脱毛は欧米ではマナーになっています。レーザー脱毛や光脱毛が受けられないからといって、ムダ毛を放置しているわけではありません。よって、脱毛を受けるときは電気脱毛を受けているということになります。

特にアメリカでは電気脱毛についての免許が決められているので、州をあげて脱毛を管理しているということです。

一方、日本人と似た肌質と毛質を持つ韓国人や中国人にとっては脱毛サロンや医療レーザーは非常に身近なものなのです。

各国で異なる脱毛についての価値観や文化。ぜひ、近くにいる違う国の友だちと、一度情報交換をしてみたいものですね。

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