脱毛後やムダ毛を剃った後鳥肌みたいになるのはどうして?

ムダ毛を剃ると、肌がまるで鳥肌が立ったようにぶつぶつすることがあります。
この原因は成長しているムダ毛が何らかの理由で皮膚の中に埋もれたまま伸び、皮膚が盛り上がってしまう埋没毛があてはまるでしょう。
しかし、埋没毛以外にもぶつぶつ肌になる原因があるようです。
ここでは脱毛後に鳥肌のようになってしまう原因についてご紹介します。

ぶつぶつ肌は2種類ある

カミソリや毛抜きなどを使いムダ毛を処理すると、鳥肌が立つように肌がぶつぶつする人は多いです。
このぶつぶつには黒いぶつぶつと赤いぶつぶつがあることはご存じでしょうか。
まず、黒いぶつぶつは埋没毛によるものです。
毛が皮膚表面にあらわれず皮膚に埋もれた状態なので、黒いぶつぶつが肌表面に見え、肌触りも悪くなっています。

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一方、赤いぶつぶつは肌が防衛反応を起こすことでできてしまったぶつぶつです。
皮膚には紫外線や外部からの刺激から肌や体を守る機能が備わっています。
毛抜きで毛を抜いたり、カミソリで剃ったりする脱毛は、肌に大きな負担をかけ皮膚を弱めてしまっているのです。
弱った肌の状態だとそこから細菌が侵入してしまい、体はその細菌を排出しようと防衛機能を働かせます。
それにより炎症が発生し、赤いぶつぶつが皮膚表面にあらわれてしまうのです。

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カミソリでの自己処理はぶつぶつができやすい

赤いぶつぶつは脱毛で肌が弱った時、細菌が侵入したことで発生する炎症です。
特に、カミソリでの脱毛はカミソリ負けが原因で細菌が侵入することがあります。
カミソリは手軽にムダ毛と剃れる便利なアイテムですが、刃で毛を剃るので肌への負担も大きいです。
また、刃の切れ味は永久的なものではなく、さらに錆によっても切れ味は悪くなります。
乾燥した肌はキメが悪い状態なので、刃が皮膚に引っ掛かり大きなダメージとなりカミソリ負けを起こす確率は高いです。
カミソリ負けで肌が傷付くとそこから細菌が侵入し、赤いぶつぶつの炎症を起こしてしまいます。
古いカミソリは刃に細菌が付着していることも多く、ムダ毛を剃ると同時に細菌を皮膚に浸透させていることもあるので、カミソリや刃はこまめに替えることが大切です。
乾燥肌だけではなく、睡眠不足や体調不良時の脱毛も炎症を起こしやすい状態と言えます。
睡眠不足や体調不良時は肌へ必要な栄養が渡らず、皮膚の免疫力が低下したり、常在菌のバランスが乱れたりしがちです。
傷口から細菌が侵入すると抵抗力も減っているので、炎症の悪化もしやすいと言えます。

炎症が悪化するとどうなる?

赤いぶつぶつの炎症を放置したり、その状態で脱毛を繰り返したりすると炎症が悪化して皮膚炎を起こすことがあります。
どんな皮膚炎が引き起こされるのかみてみましょう。

・毛嚢炎
毛嚢炎はニキビと似た炎症です。
毛を包み込んでいる組織の毛包にブドウ球菌が侵入することで発生します。
通常、ブドウ急は皮膚の浅い部分に常在していますが、肌にダメージがかかると奥へ侵入してしまうのです。
見た目もニキビのような炎症ですが、ニキビの場合は毛穴に溜まる皮脂に潜むアクネ菌が繁殖することで炎症が起きるという違いがあります。
ニキビとの見分けが困難なので、ニキビケアと同じ方法でケアしていたら悪化した例も珍しくありません。

・毛孔性苔癬
毛孔性苔癬は皮膚疾患の一つで、皮膚が角質化することで起きます。
ぶつぶつの色は薄い赤みや褐色、通常の肌色です。
この疾患は根本的な原因は解明されておらず、一番有力なのは遺伝と言われています。
しかし、肌の乾燥や強いダメージでも起きやすいといわれているのです。
自己処理後に肌のケアを怠ってしまうと、毛孔性苔癬になる可能性も高まります。

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脱毛後のぶつぶつは保湿でケア

肌にぶつぶつは皮膚へのダメージによるものなので、日頃から肌へのダメージを減らすことが大切です。
脱毛後の肌は敏感なので、保水や保湿で皮膚のバリア機能やキメを整えて細菌の侵入を防がなければなりません。
また、脱毛後だけではなく肌の保湿を継続することで、脱毛後のぶつぶつを防ぐことも可能です。
すでにぶつぶつができてしまった場合でも、これ以上悪化させないためにしっかり保湿しましょう。
化粧水やクリームは肌に刺激を与えないように、アルコールフリーやパラペンフリー、無香料といった無添加タイプがおすすめです。
保湿をしても炎症が治らない場合は毛嚢炎や毛孔性苔癬に悪化している可能性も高いので、皮膚科に相談しましょう。

脱毛サロンや脱毛クリニックなら安全?

カミソリ負けが主な要因だとすれば、自己処理よりも負担が少ない脱毛サロンや脱毛クリニックなら安全と思う方も多いでしょう。
自己処理よりも安全だとしても、光脱毛もレーザー脱毛も肌へ負担をかけていることは変わりません。
施術後の肌はとても敏感なので、炎症を起こさないように保湿が大切です。
脱毛サロンや脱毛クリニックはアフターケアが万全ですが、もし肌に炎症が起きた場合は必ず相談するようにしましょう。

脱毛後、鳥肌のような肌になってしまう原因をご紹介しましたがいかがでしたか?
自己処理は肌の炎症が起きやすいので、ケアが万全な脱毛サロンや脱毛クリニックの方がおすすめです。
万が一のことを考えて、医療機関と提携しているサロンか、サポートが充実している脱毛クリニックを利用しましょう。

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