甲状腺に問題があると脱毛できない…これってホント?

甲状腺に問題がある脱毛ができないと言われていますが、それは本当なのでしょうか。
脱毛サロンでは体への負担に考慮して特定の病気を患っている場合や、薬を服用していると脱毛を断るケースもあります。
なので、甲状腺疾患の場合は施術を断られることもあるのです。
それなら医療レーザー脱毛はできるのか、脱毛サロンで施術ができない理由と一緒にご紹介します。

甲状腺の病気について

甲状腺は喉仏の下部にある臓器で、新陳代謝に欠かせないホルモンを生成する部分です。
そんな甲状腺の病気は2種類に分類することできます。

・甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とはホルモンの分泌が通常よりも増え、代謝が異常に高高まった状態のことです。
その影響により動機や息切れ、多汗、疲労をしやすい、下痢といた症状があらわれます。
病気ではバセドウ病が代表的で、女性に多い病気とも言われています。

・甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は甲状腺機能亢進症とは逆に、ホルモンの分泌が少なくなった状態です。
ホルモンの分泌が減少することで体の至る部分に悪影響が発生し、病気では橋本病が代表的です。

甲状腺疾患による肌トラブルのリスク

甲状腺疾患では多汗や皮膚の乾燥、免疫機能の低下なども症状としてあらわれます。
実はこの症状が脱毛により肌トラブルのリスクを高めてしまう危険性があるのです。
肌が異常に乾燥した状態、もしくは発汗が多い場合は肌に優しい光脱毛であっても、通用より肌に大きな負担をかけてしまいます。
それによりヤケドや色素沈着といった肌トラブルが発生しやすくなり、低照射で施術をしても正常な効果に期待できないこともリスクでしょう。
また、脱毛の刺激により免疫機能の低下がより悪化してしまうケースにも考慮しており、脱毛サロンでは施術を断ることもあります。
人によっては光線過敏症と呼ばれる光線の照射で水泡や湿疹があらわれる症状を併発する恐れもあり、そうなると光脱毛を受けることはできません。

服用する薬にも脱毛を受けられない原因あり

上記では甲状腺疾患の症状による原因をご紹介しましたが、実は服用する薬の関係でも脱毛を断られてしまいます。
甲状腺疾患の治療薬ではホルモン系の薬を服用されることが多いでしょう。
このホルモン系の薬は体内のホルモンバランスを変化させる作用があり、それによって毛周期が変化してしまいます。
毛周期に応じて脱毛を行うので、薬の作用で毛周期が変動すると正常な脱毛効果を得られない可能性があるのです。
他にも体毛が濃くなり、施術回数が増えることも関係しています。
さらに、甲状腺疾患の治療薬によってホルモンバランスが乱れることもあるのです。
ホルモンバランスが乱れると肌は通常より敏感になり、光脱毛のフラッシュや熱に反応しやすく肌トラブルは発生しやすくなります。
甲状腺疾患に限らずホルモン系の薬を服用している場合は、施術を断られるケースがあるので理解しておきましょう。

病気自体は脱毛に影響があるわけではない

甲状線に問題がある状態で脱毛を受けた場合、肌トラブルのリスクが
懸念されます。
しかし、甲状腺疾患そのものが脱毛効果を軽減させることはなく、逆に脱毛が甲状腺疾患を悪化させることは医学的にも否定されています。
それなら脱毛サロンで脱毛ができると思われますが、施術を断られる理由があるのです。
脱毛サロンは医療機関とは異なり、治療行為をすることができません。
施術中に事故が発生しても医学的な処置を的確に行うことができないことを考慮し、施術を断っています。
また、脱毛サロンで使用する光脱毛器の中には、特定の薬と相性の悪いものもあるので断るケースが多いのです。
しかし、脱毛サロンによっては担当医と相談して同意書があれば施術を認めているところも少なくありません。
なので、甲状腺疾患を持っていても医師による判断があれば脱毛サロンで受けることができます。
甲状腺疾患を持っている方で脱毛を受けたい場合、まずは担当医にしっかり相談しましょう。
そして、万が一のことを考えて脱毛サロンは医療機関と提携しているところを選ぶと安心です。

医療機関での脱毛が一番安心!

医療体制が整っていない脱毛サロンでの施術に不安であれば、脱毛クリニックを選びましょう。
脱毛クリニックは脱毛サロンとは異なり、光脱毛よりも強力な医療レーザーを使用します。
照射したところは半永久的に生えてこないところが、減毛効果の光脱毛とは異なる部分です。
そして、甲状線疾患持つ方でも安心して利用できるところは、脱毛サロンとは異なり医師が常駐していることでしょう。
カウンセリングで甲状線疾患を持ち、薬を服用していることを伝えれば、医学の視点から脱毛が可能かどうかをしっかり判断してくれます。
また、万が一にトラブルがあってもすぐに医療処置が受けられるので、甲状線疾患の方も安心して施術を受けられるでしょう。
さらに医療レーザー脱毛は半永久脱毛なので、脱毛が完了すればもう通わずに済むところも大きな利点です。
脱毛サロンは毛が生えればまた受ける必要があるので、再び体に大きな負担がかかってしまいます。
その負担を避けるためにも少ない回数で完了する、医療レーザー脱毛が甲状線疾患の方におすすめです。
このように甲状腺に問題がある場合、肌や体に配慮して脱毛サロンでは施術を断っています。
医師の許可があれば施術ができる脱毛サロンもありますが、トラブル時の対応や施術の負担を考えるなら脱毛クリニックで受けことが望ましいでしょう。

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