スポーツ選手ってムダ毛がない?アスリートと脱毛の関係【コラム】

近年ではテレビも4Kなどが普及し始め、より高画質にアスリートの様子もチェックできるようになってきました。

すると、スポーツの種目を問わず、ほとんどのアスリートの体はムダ毛が綺麗に処理されていることが分かります。
なぜ多くのアスリートは脱毛しているのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。

アスリートとムダ毛

ムダ毛を処理するアスリートとして最もよく知られているのが「水泳選手」。
水泳選手は昔からムダ毛を処理することが慣例となっています。
アスリートのムダ毛処理の事情は、もしかしたら水泳選手に凝縮されているのかもしれません。
水泳選手の脱毛へのこだわりは、恐らく多くのアスリート達の中でもトップクラスではないでしょうか。
実はその水泳選手のほとんどは、全身脱毛を行っていると言われているのです。
なぜ水泳選手は全身脱毛を好んで行っているのでしょうか。
それにはいくつかの理由があるのです。
その中で一番大きな理由は「タイムの向上」です。

水泳選手は着用する競泳水着にもかなり神経を使っています。
それはタイムのコンマ何秒を削るために必要不可欠な工夫だからです。
競泳水着でとにかく求められる要素は「水抵抗の減少」です。
水の抵抗を減らすことが出来れば、それだけ前に速く進めることができますよね。
トップアスリートが使用するメーカーの水着は、このシンプルな要素を追求する為に最新テクノロジーを採用してきました。
その成果もあって水着の進化が急速的に飛躍しますが、一部の競泳水着は「速すぎるため」という理由で使用禁止になったこともあります。

水泳選手にとって永遠のテーマとも言うべき「水抵抗」は、全身に生えている毛によっても大きく左右されるものなのです。
それは体毛の量に比例して水の抵抗や負荷が大きくなってしまうとされているからです。

「ムダ毛を処理するだけで、そんなにタイムが変わるものなの?」
と、一般人である私たちは素朴な疑問を持ってしまいますよね。
確かに見違えるほど大きい差は出ないかもしれません。
しかし、アスリートが戦っているのはコンマ何秒を争う世界なのです。
競泳選手にとっての全身脱毛は、水着と同じく勝つために必須のメンテナンスと言えるでしょう。

衛生面においてのムダ毛

競泳選手は良い成績を残すという理由の他にも、脱毛をしなければならない理由があります。
それは「衛生面」です。
水泳という競技は、一つのプールを多くの選手が共有します。
そこでまず注意しなければならないのが、感染症です。

多くの方が知っているように、水は色んな細菌や病原菌を繁殖させやすい環境です。
塩素などのを薬品を投入するのは、その繁殖を抑えることを目的としています。

世界的にも多い感染症の一つとして、「ケジラミ」があります。
これは性感染症の一つとして認識されていて、主に性交渉やタオル、お風呂場などを介して感染するとされています。
シラミの一種で、陰毛にしか生息していません。
陰毛にしがみついている為、フケのように見えるとも言われています。
症状としては、ケジラミが吸血した際に強い痒みが出てきます。

この性感染症は、プールを介して感染する確率はそれほど高くはありません。
しかし、実際にプールでの感染例も報告されているようです。
日本では戦後になって衛生面が改善されたことで、感染リスクはかなり低くなりました。

しかし、海外ではいまだに衛生面が整っていない国もある為、一般的に流行しているようです。
このケジラミをはじめとする感染症をプールに持ち込ませない為にも、脱毛は有効な手段なのです。

またムダ毛をカミソリなどで自己処理すると、肌が傷ついてしまうのは避けられません。
傷ついた肌でプールへ入ると病原菌が感染するリスクも必然と高くなります。
またプールで使用される刺激の強い塩素も肌トラブルの原因になる可能性があります。
このような背景を踏まえると、競泳選手の全身脱毛はメリットの方が大きいと言えます。

また脱毛は、当然のことながら水泳選手のエチケットの一つになっています。
これは競泳選手だけでなく、シンクロなど演技の美しさを競う選手も積極的に脱毛を行われています。
演技の印象を良くする、スタイル良く魅せるためにもムダ毛処理は欠かせないものなのです。

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他競技のアスリートの脱毛事情

この点においては、フィギュアスケートの選手たちも同じでしょう。
演技の印象を左右する衣装などを引き立たせるためにも、特に女性選手はムダ毛処理を怠らないと言われています。
ある選手は常にカミソリなどを準備していて、試合前までムダ毛を細かくチェックするそうです。

そして、脱毛でなかなか知られていないのが、ロードバイクの選手です。
このスポーツの選手たちは、基本的にすね毛の脱毛は暗黙のルールとなっています。
これにはロードバイクならではの理由があるのです。
その理由が「ケガの治療を行いやすくする」ことです。
空気の抵抗を減らすという目的もありますが、一番の理由はケガの治療をサポートすることなのです。
ロードバイクはその競技の性質上、すねや太ももなどに怪我を負いやすいスポーツです。
すね毛などがあると、ケガをした時に応急手当や治療を妨げることがあります。
競技の成績を上げるだけでなく、このような理由にも脱毛が必要というのは驚きですね。

このように世界で活躍する多くのアスリート達は、ただ見栄えが良くなるという意味合いだけで脱毛を行っていないことが分かります。
そこにはその種目ごとに脱毛しなければならない必要性があり、能力や成績を向上させるために不可欠なメンテナンスなのです。

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サッカー選手の脱毛事情

選手が脱毛を行っていることで有名なスポーツがもう一つあります。
それが「サッカー」です。

海外のサッカー選手は、エチケットの意味合いでもアンダーヘアまで脱毛している場合が多いと言われています。
また股間が蒸れると集中力を欠いてしまうこともあるので、アンダーヘア処理はサッカー選手の間で常識となっています。

特にパフォーマンス向上のために欠かせない部位が「すね毛」です。
これはサッカー選手のソックスとすね毛が、摩擦して起こる皮膚の炎症を予防することが目的です。
また先述したロードバイクと同じく、怪我の治療をサポートする意味でも行われています。
サッカー選手がボールを奪う時に、相手の足元を狙って激しいスライディングをするシーンをよく見ますよね。
このようにサッカー選手のコンディション作りにも、脱毛は欠かせない要素となっているのです。

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