ローン支払いと現金支払いではどちらがお得?
高額な脱毛の料金は、ローンでの分割払いができます。
エステサロンで施術をした場合はエステローン、クリニックでの施術なら医療ローンとそれぞれ異なりますが、ローンを組むことができるのです。
しかし、ローンを申し込んでサロンで脱毛するよりも、自己処理の方が割安になるのではと感じる人や、かかる利息のことを考えたら、お金が貯まってから脱毛に通った方がお得なのでは、といった意見の人もいるでしょう。
自己処理は肌荒れになりやすいため、保湿などアフターケアにお金がかかってしまいますし、貯金をするにしてもその分脱毛を開始する期間も遅くなってしまいますので、実際はローンを使用した方がスムーズだと言えます。
では、エステローンや医療ローンとは一体どういう仕組みなのか、利息はどれくらいかかるのかという点を説明していきましょう。
ローンの仕組みについて
ローンを使用した分割払いは、クレジットカードで買い物をする場合とほぼ同じで、自分とサロン(クリニック)の間に信販会社が入り、審査に通れば契約が成立して月々の支払いに立て替えてくれる仕組みになっています。
その審査に通るためには後からきちんと支払いができるのか、という条件が重要です。
例えば、公共料金の支払いを放棄してしまった場合は信販会社からの信用がなくなってしまい、ローンを組むことも難しくなってしまいます。
ただし、こういったことがなければ審査は通ることがほとんどなので、特に心配する必要もありません。
ちなみに、未成年や収入がない人はローンを申し込むことはできませんが、身内からの名義を借りてローンを組むことはできます。
信販会社を通してのローンになかなか通らない…といった人はブラックリストに登録されている可能性があります。
例えばエステサロンの施術料金を滞納していたり、その滞納分が長期において支払いされないのでクレジットカードが強制的に解約されてしまったり、過去に自己破産をした場合などが当てはまります。
上記で触れた携帯代や公共料金の未払いは長期間なら問題ですが、数日程度の延滞ならブラックリストには登録されません。
ただし、契約しているエステサロンとの信用問題につながるので、ブラックリストに登録されないからと言って油断せず、きちんと引き落とし日に支払いができる状態にしておくことが大切であると言えます。
ローンの分割払いはどうやって計算する?
ローン契約をする前には、まず利息と呼ばれる手数料がいくらかかるのかを理解しておきましょう。
利息は、1年経ったらどのくらい手数料が発生するかを確立で表す、実質年率というキーワードを使います。
実質年率は15%であるサロン・クリニックが多いので、実質年率15%のサロンで12万円のプランを選択したとしましょう。
1年後には12万円の15%で、1万8000円の支払いを要求されるでしょう。
これは例えなので、実際は1年後に支払いをする手数料とは異なります。
大事なのは、この1万8000円から決定的な利息を算出していくことです。
【18000円÷365日=49.3150684932】…1日分の利息
4月1日に契約して、1回目の引き落とし日が5月15日の場合、その間の日数は44日です。
この44を、1日分の利息に掛け算します。
【49.3150684932×44日=2170円】
この2170円が1回目の引き落としの際に支払う手数料となり、これに施術料金をプラスしたものが合計の引き落とし金額です。
施術料金も残高が支払いのたびに減るので、その分利息も少しずつ安くなっていきます。
気を付けた方がいい、自社ローンとは?
自社ローンというのは、クレジット会社や信販会社を間に入れず、エステサロンそのものが行うローンのことを言います。
個人店にはあまりなく、大手有名企業に多く見られるのが特徴です。
自社ローンの場合、契約の際の審査はほぼ100%の人がクリアできると言えるでしょう。
なぜなら、信販会社を通さず自社のみでお金を貸すというシステムなので、他の会社のことを気にしなくてもよく、「支払いができなくなっても責任は一切負いません」というスタイルのため、通常の信販会社と比較するとフランクな契約形式となります。
ローン審査に通りやすいということは、嬉しいポイントとしてだけで捉えることは危険です。
きちんと審査をしなかったために、元々支払能力の高くない人も高額ローンを契約してしまい、生活が困窮したり支払いができなくなったりするパターンはよく見られます。
ローンを組む際の審査基準から信販会社を通したローン契約か、それとも自社で行っているローン契約かをしっかり確認し、自社ローンの場合は契約時に十分注意するようにしましょう。
エステローンも医療ローンも、早く脱毛を始めたいなら契約した方が有効的だと言えます。
ですが、ローンの仕組みを理解していないまま契約をしてしまうと返済が滞ってしまう危険性もあるので、ローンの知識をしっかり頭に入れた上で利用することが重要です。