高齢者の脱毛が緩やかに増加中?その意外な背景と今後の課題とは?【コラム】

美容脱毛と耳にすると、美意識の高い20~30代が中心に受けているイメージが湧くかもしれません。しかし意外にも高齢者による永久脱毛も緩やかに上昇しています。老化してもムダ毛は生えます。(⇒脱毛要らず?老化で髪とともにムダ毛も薄くなる?【コラム】)また、年を取って毛が白くなると脱毛できなくなってしまうため、色素がある内に施術を受ける必要があるのです。(⇒白髪になってもムダ毛は生える!ムダ毛が黒いうちに脱毛しよう)

それは今後の介護を見据えた「介護脱毛」が背景にありました。でも…黒い毛に反応する脱毛は白髪には効果があるのでしょうか?

「高齢女性も脱毛をしてストレスフリーに!」高齢になってからの脱毛についての現状と課題を考えていきたいと思います。

高齢女性が脱毛を受ける背景と意外な真実

もちろん、女性であれば、年を重ねたとしてもいつまでも若々しく、きれいでありたいものです。美意識からの永久脱毛かと思いきや、高齢者ならではの脱毛を希望する背景が存在しています。

それが「介護」です。高齢若いうちは当然自分の手足で自由に動き回ることができますが、50~60代にかけて足腰が痛むようになり、大病や加齢によって要介護認定が下りるようになることも少なくありません。

要介護レベルが上がっていくと、やがて下の世話も誰かにしてもらうことになります。その際に衛生面を鑑みて、家族や市区町村のスタッフの勧めもあり、受けることがあるとのことです。本人の強い意志で受ける若いころと比べると、周囲の影響であったり、将来を見込んでの対処法であったりする背景が見えてきます。

高齢者も受ける脱毛のメリット・デメリットとは

メリット|介護する側もされる側もハッピーに

高齢者が永久脱毛を受けるメリットは、下の世話のスムーズさです。自身で排泄が難しくなってくると、おむつでの生活になります。自分で変えることができないため、誰かが取り換えることになります。その際にアンダーケアが手入れされていないと、きれいにふき取るのが難しく、介助者の手間が増えます。しかし手入れがされていることで、衛生的な状態が保てるだけでなく、介助者も楽になります。

デメリット|まだまだ問題点が山積み

デメリットとしては、脱毛サロンの受け入れ体制不足です。事前準備として脱毛を受ける場合には自身で起き上がったり、服の脱ぎ着をしたりすることができます。しかし車いす状態や着脱のサポートがいる状態では、スタッフの手を借りる必要がありますが、現状としてそこまでの人手がありません。

加えてターゲットが健康な若年層としているケースが少なくなく、高齢者が受けるにあたって施設内の準備不足が起こります。高齢者側にしてはスムーズな対応がしてもらえずに、ヤキモキしたり、イライラしたりするかもしれません。

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高齢者の脱毛の課題と問題点

問題点① 通院が大変

脱毛をするにあたって、やはり課題となるのが加齢の影響です。ひざや腰が痛い高齢者が脱毛を受けに通うのは容易ではありません。基本的に若い方が受けることが多いため、脱毛サロン内に手すりや杖が用意されていることはまずないからです。

脱毛はベッドに横たわっているだけでよいと言っても、サロンに行くまでの道のりを考えると現在のサロン運営スタイルをもっと柔軟にする必要性を感じます。

問題点② 脱毛器は白髪に反応しない

また、脱毛サロンやクリニックで用いられる黒い色素に反応する脱毛器は、白髪に反応するのか?という課題もあります。

こちらでも紹介していますが⇒白髪になってもムダ毛は生える!ムダ毛が黒いうちに脱毛しよう

老化によって白くなった毛には残念ながら反応しないのです。また、白髪染めをしても同じです。毛根から生えてくる毛は白いままなので、反応せず脱毛効果は得られません。

効果が得られるのはニードル脱毛や電気脱毛などの痛~い脱毛方法だけ‥‥

あとは永久ではない一時的な脱毛方法の、ワックス脱毛やシェービングなどがあります。

いずれにしても、高齢の方が脱毛を受けるには身体的にも精神的にも、そしてお財布にも「痛い!」ということがお分かりいただけたと思います。

ちなみに、黒い毛より効果は下がってしまいますが、「ディオーネ」であれば脱毛が可能です。ディオーネの脱毛方法は黒いメラニンに反応させる方法ではなく、休止期の眠っている毛に働きかけるので、白髪でも施術が可能なのです。

課題|脱毛を検討中の高齢者へのアプローチ方法

とある調査によると、2010年から2016年にかけて45歳以上の男女の利用者数が4.53倍に伸びたという結果が出ています。5年で4.5倍になり、今後も伸びることが予想されています。

これを受けて脱毛サロンや脱毛クリニックは高齢者に向けたアプローチも考えなくてはなりません。通うことができる人には待合室の工夫や、通うことが厳しい人には出張サービスなども出てくるかもしれません。

実際に、介護を受けてみてアンダーヘアの邪魔さに気付くという人も多いのです。つまり、介護を受けるまで検討していない人のために「通う煩わしさ」や「白髪に反応しない」などの改善が求められるでしょう。

まとめ

脱毛は若い人だけというイメージがありましたが、高齢者にとってもメリットの多いものでしたね。「介護脱毛」なる単語が流行っていますが、今のうちから出来る人はしてしまった方が良いでしょう。

介護を受ける際、やはり女性として人に排泄物の処理をされたり、アンダーヘアが邪魔で汚いと思われるのでは…と思ってしまいますよね。気になってしまう人はそれがストレスになってしまうでしょう。

自分が介護されるとき、もしくは自分の親を介護するときなど、ムダ毛やアンダーヘアが煩わしいと感じる瞬間は意外と多いのです。

脱毛を受けるサロンやクリニックの高齢者の受け入れ体制にはまだまだ課題がありますが、今後の動きを見ながら受けてみてはいかがでしょうか。

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